2月1日は神奈川県大会でした。
この大会で2位以上に入れば全国大会へ行けます。
もちろん狙っているのはそこでした。
ベスト8に入れば南関東大会へいけるのですが、
その事は一切伝えていませんでした。
ベスト8になって満足してしまう可能性がある・・・。と思ったからです。
実力的にも育ってきており、優勝だって狙えるので、ベスト8ぐらいで満足してもらっちゃ困るからです。
予選の相手は事前にわかっていました。
ファイヤーボールさん、ファイティング亀井野さん、中新田ファイヤーズさんです。
ファイヤーボールさんとは練習試合で何度か戦ったことがあり、負けることはほぼありませんでした。
亀井野さんは女子の大会に一緒に出て戦ったメンバーもいます。
学校のチームということで、まだまだ経験という面で土竜島のほうが上かなと思っていました。
ここで、2勝は絶対にしなければならない。
そう思っていました。
なぜなら・・・
中新田ファイヤーズさんは土竜島創立以来勝ったことのないチームなんです。
基本的にぼろ負けです。。。
人数が神奈川県1多く、練習日は少ないものの毎年必ず強いというチームです。
練習を見学させていただき、勉強させてもらったこともあります。
「やるときはやる!」それだけなんです。と教えていただきました。
今こそ倒す時は来た!そう思っていました。
優勝を目指しているので、負けるわけにはいきません!
子ども達も結構気合入っていました。
一試合目はファイヤーボールさんです。
練習試合では勝っていたものの、そのときは人数がそろっていなかったんです。
それで勝っていても今回勝てなかったら意味がない。
とにかく油断せずに集中して行こうと声かけしました。
試合は朝開会式後の2試合目だったので、硬さは感じるものの、土竜島ペースで進みました。
守備がよかったです。良いキャッチをすることができていました。
カットミスで当たってしまいましたが、まぁ積極的に行った結果なのでいいと思いました。
元外野は当てて戻ってくることができました。
攻めを続けることがある程度できました。
そして、11人残った状態で勝利することができました!
これは良いスタートです。
二試合目はファイティング亀井野さんです。
中新田さんと戦っている様子を見ていたら、以前見たときよりキャッチ力が相当高まっていると思いました。
油断するとやられるかも。。。
とにかく油断しないで思いっきりやろう!と伝えました。
試合が始まるとうちのペースで進んでいったのですが、キャッチが冴えないという感じです。
何でもないような球に当たってしまいます。
二人ぐらい当てられてしまい、ちょっとやばいかも・・・と思いました。
しかし、レギュラーメンバーは誰もが当てることもできる人たちです。
まずは元外野ではなく、当てられた子を戻そう!と指示をしました。
この指示は結果的に良かったです。
当てて戻ることができて、結局11人残って勝つことができました。
これで決勝トーナメントにいけることは確定です!
そして、三試合目。中新田ファイヤーズさんです。
もちろん2勝してきていて、決勝トーナメントへいくことは決まっています。
どちらが1位で通過するか!?というのを決める戦いです。
1位通過すればトーナメントで2位通過してきたチームと戦うので有利になります。
まぁ、優勝狙っているので、どこでも倒すだけなんですが!
試合はちょっと予想とは違う展開でした。
中新田さんに攻められる時間が多くなるかなと思っていたのですが、
うちが攻める時間もそれなりに多かったです。
練習で徹底しているパス回しができていました。
しかし、相手の外野の子がするどい球を投げてきます。
そこで何人か当てられてしまいました。
しかしうちだって外野から負けじと当て返します。
当日に子ども達に言った秘策を見事にやってくれました。
まぁ、サイドから当てにいって、逆サイドからも当てるという普通のことなんですが。
これが成功すると人数差が4人あっても追いつけます。
本当に大きいです。
それを成功させたんです。
これはこのままいけるか!?そう思いました。
ここが勝負の分かれ目です。
次のヒットが勝負を分けるぞ!?
・・・・・しかし、相手の当たってしまった子もそれなりに投げれる子なので、外野から当てられてしまいました。
で、結局戻られてしまい・・・。
敗戦です。
手ごたえはあったものの、勝てませんでした。。。
3人差だったかなぁ・・・。
決勝トーナメントでお互い勝ち進んで当たったら倒す!!!
そう心に思いました。
2位通過となったので、どこかの1位通過と当たることになります。
抽選で引いて決まります。
キャプテンが引き当てた相手は・・・・・。
何と中新田ファイヤーズさん!
またか!今度こそ!!!!
相手の力がわかった以上勝ち方も見えました。
それを伝えて実行できるかどうかです。
まずは、攻めの時間を長くすることを考えました。
相手に取られない速いパスを続けて焦りを誘おうと思いました。
そこで、手を出したらアウトになってマイボールになるだろうという思惑です。
パス回しはかなりうまくできました。
ミスすることなく、うちの攻めが続きます。
しかし、相手は集中していて手を出すことなどありませんでした。
縦の攻撃への集中力は半端じゃないなと思いました。
それでも、攻撃を続けていれば問題ないのですが、攻め続けるのにも集中力が必要で、
少しボールが下がって取られてしまいました。
相手の攻撃になるとやはり何人か当たってしまいます。
やはりうまい。
しかし、諦めることはありません。
こちらも外野のサイド攻撃を使って流れを作ります。
サイドからの攻撃は有効でした。
ジャンプで避けられたりもしましたが、味方外野にボールが渡りチャンスが続きます。
かなり近い距離に相手がいます。
いけ~~!!当てろ~~!!!
そう叫びましたが、残念ながら当てられず。
ただ、サイド攻撃を中心に攻めました。
しかし残り時間もあとわずかの状態になってしまいました。
二人負けています。
外野から当てれば同点!
それを狙うしかありません。
かなり内野よりに相手はポジションをとっていたと思います。
またサイドを使って当てに行ってチャンスがあったんですが、その子は内野の方に戻すことを選択しました。
そして逆サイドにパスしてアタック!
・・・・残念ながら当てることはできませんでした。
これで試合終了です。
内野に戻さないでアタックにいって欲しかったな。。
いける力はもっていましたから。
でも、自分でその方がチャンスが広がると思ってとった行動です。
自分で決めたんですからいいと思います。
ということで、残念ながらベスト16での敗戦になってしまいました。
みんなの涙があるかな?と思ったのですが、全然なし・・・・。
うーん。。。と思っていたのですが、ノートに書かれた感想を見て納得しました。
自分のできる限りの力を出せたので良かった。
ほとんどの人のノートにそう書いてあったのです。
なるほど。確かに悪い動きはほとんどなかった。
やるべきことができていた。
実力を出し切ったすがすがしい気持ちになっていたのでしょう。
爽やかな敗戦。そんな言葉が浮かんできました。
スポーツをやる上で頂点を目指すのが目標ですが、
それだと、1チームだけが喜ぶことを許されるということになってしまいます。
頂点は1つですから。
だから私はこう考えてます。
自分自身が満足するためにスポーツをしている。と。
頂点でも大会のレベルによっては満足しないかもしれない。
ベスト16でも良いプレーができていて本当に楽しかったと言えるならそれは目標を達成していると思います。
この県大会で満足度で言ったら1,2を争うぐらいかもしれません。
そんなんだから強くなれないって声も聞こえてきそうですが、
土竜島はそんなんだから強くなってきたのかもしれないと思いました。
本当に爽やかな表情をしていた・・・。
写真は外で寒かったので、微妙な表情してますが・・・。(笑)
まだ6年生が参加できる大会もあります。
優勝という大きな喜びを得て、さらに満足度を高めたいと思いました。